製薬会社のMRやCSO(コントラクトMR)として働いていると、年収が良くて福利厚生が充実しており、簡単に有給休暇を取得できるなどかなり恵まれていることがわかります。異業種の営業職を行ったとしても、これだけ高年収を実現できることはほとんどありません。

ただ、他の条件が良すぎるためか、MRでは唯一のデメリットである「メンタル的に仕事がきつい」ことが特にクローズアップされやすいです。要は、人間関係で苦労したり社内の数字(ノルマ)に追われたりするのです。

人間関係でのストレスが多いため、MRで仕事をすることで中にはうつ病を発症する人がいます。ただ、うつ病を発症する前に本来は対策を打たなければいけません。また、実際にうつ病になってしまった場合は病気の治療に専念し、転職して別の仕事を行うことを考えるようにしましょう。

日本人は真面目な人が多いため、つい自分を限界まで追い込んでしまいがちです。ただ、いまの仕事に対して早めに見切りをつけ、次のステップへ早めに進む勇気をもつことも重要です。

早めにストレスが多い職場へ見切りを付けるべき理由

一般的には「いまの仕事を3年は頑張らなければいけない」「多少の理不尽があるのは当然なので、それに耐える必要がある」といわれています。これについては、当然ながら正しい意見だといえます。

ただ、中には例外が存在します。それは、人間関係を含めストレスの多い職場で働くことにより、うつ病の手前までいってしまったり、メンタル的に落ち込んで実際にうつ病を発症してしまったりしたときです。そうしたときは、下手に我慢を続けるよりも早めにいまの職場へ見切りをつけた方がいいです。

過去には、MRとして働いていたもののパワハラによって自殺してしまったという事件が起こっています。

<自殺>上司の暴言が原因:東京地裁、労災を認定(毎日新聞)

製薬会社「日研化学(現:興和創薬)」の男性社員(当時35歳)が自殺したのは上司の暴言が原因だとして、妻が国に労災認定を求めた訴訟で、東京地裁は15日、請求を認め、静岡労働基準監督署の労災不認定処分を取り消した。

渡辺弘裁判長は「上司の言葉が過重なストレスとなってうつ病になり、自殺した」と判断した。原告代理人によると、パワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)を原因とした自殺を労災と認めた司法判断は初めて。

判決によると、男性は当時、名古屋支店静岡営業所(静岡市)でMR(医薬情報担当者)として勤務。2002年秋以降、上司の男性係長から「存在が目障りだ。居るだけでみんなが迷惑している。お願いだから消えてくれ」「仕事しないやつだと言い触らしたる」「給料泥棒」などと厳しい言葉をたびたび浴びせられた。

男性は同年末から心身に変調を来し、2003年3月に首つり自殺した。労基署は「発言は指導、助言」と判断し、労災と認めなかった。

自殺してしまっては、人生をやり直すことはできません。ただ、命さえあればたとえ時間はかかったとしても人生をやり直すことができます。そのため、MRを頑張ることで心や体調まで崩してしまうよりも、思い切って職場を休職したり退職したりするべきです。

重要なのは、「自分は病気なので、いますぐ休息が必要な状態にある」ことを認識することです。例えば、がんやリウマチなどの人に対して「気合で治せ」といっても、治るわけがありません。これと同じように、うつ病やストレスによる体調不良を気合で治すのは難しいので、いますぐ休息が必要になるのです。

それでは、MRはどのような人間関係でのストレスによってうつ病を発症してしまうのでしょうか。これには、主に以下のような理由があります。

販売ノルマに耐えられず、上司に暴言をいわれる

MRは営業職であるため、必ず販売ノルマが課せられます。前年の自分と比べられて成果を出す必要があるなど、常に数字に追われることになります。

ノルマを達成するために医師に掛け合ったり、MS(医薬品卸の営業)と協力したりなど作戦を練らなければいけません。薬の説明をするために夜中に医師の先生の相手をすることがあれば、溜まった事務作業を土日に行わなければいけないこともあります。

こうして営業活動を進めるものの、思うように成果を出せないことがあります。前年の自分と比べられる以上、常に上の成績を出し続けなければいけません。

そうしたとき、ノルマを思うように達成できていないことに対して上司から文句をいわれます。MRは営業職であるため仕方ありませんが、上司によっては人格まで否定するようなパワハラ発言をすることがあります。

どれだけメンタルが強い人であっても、上司から何度も暴言を浴びせかけられるとストレスが溜まってしまいます。その結果、うつ病にまで発展してしまうことがあります。

医師との関係性が悪化した

このようにMRがメンタル的に大きなストレスを受けるのは、社内(上司や先輩など)からの圧力が最も影響が大きいです。ただ、MRは得意先との人間関係も重要になります。

特にMRとして重要になるのは医師との人間関係です。医師に薬を処方してもらうことによって、ようやくあなたの成果に直結します。

ただ、あなたが医師に対して薬の説明を行うことで「何とか処方してほしい」という営業ばかり行っていたり、得意先ごとのルールを把握しておらず決まりごとに従わなかったりすると、医師から邪険にされます。より関係が悪化すれば、出入り禁止になります。

これは、医師の立場になれば理解できます。日々の診療で忙しいにも関わらず「薬を使ってくれ」しかいわない営業マンを目の前にすると、話を聞きたくないと思ってしまいます。また、ルールを守らなかったり患者さんに迷惑をかけたりするMRがいると、当然ながら出入り禁止にします。

しかし、どれだけ気を使ったとしても全員の医師と良好な人間関係を構築するのは難しいです。こうした人間関係から、ストレスを感じるのです。

MSや薬剤師と仲良くなれない

大学病院や基幹病院の担当であればほとんど関係ありませんが、MSや調剤薬局の薬剤師と仲良くなれないために大きなストレスを抱えるMRもいます。たとえ社内や医師との関係が良好であったとしても、それだけではいけないのです。

MSに比べると、MRの方がプレゼンテーションやコミュニケーションを含め高度な営業力が必要になりますし、製品に対する深い知識が要求されます。ただ、クリニック担当のMRはMSと協力しながら薬を売らなければならず、必然的にMSへの協力を仰がなければいけません。

ただ、中には勘違いしているMSが存在するため、その場合に人間関係の構築に悩むのです。

これと同じことは調剤薬局の薬剤師にもいえます。薬剤師によっては、「定期的に訪問しなければジェネリック医薬品に変える」といってくる人もいるため、そうしたときは対応に苦労します。

製薬会社のMRとして活動するとき、MSや薬剤師など、社内や医師とは違う人間関係で苦労する人も意外と多いのです。

大きなストレスを受けているときの対処法

うつ病を含め、大きなストレスを受けているときは「ストレスを軽減する」ことが重要だといわれています。ただ、実際のところ簡単にストレスを軽減できれば苦労しません。上司など社内関係が悪かったり、得意先と良好な人間関係を築けなかったりしているから苦労しているわけです。

そこで、「自分にとって本当に必要なものは何か」を考えるようにしましょう。下手に周りに流されては意味がありません。家族や社会の目線を気にして頑張り続け、体調を崩しても自分にとって利益になることはないのです。

抗うつ薬や抗不安薬を飲みながら仕事を続け、ごまかしながらMRを続けているのではなく、「健康第一で考え、ありのままで過ごす」という当たり前のことを意識する必要があります。

そこで、まずは以下のことを理解するようにしましょう。

うつ病の症状を学ぶ

まず、初期のうつ症状としてはどのようなものがあるのでしょうか。うつ病の薬を医師に対して情報提供しているMRであっても、細かい症状のことまでは理解していないことが多いです。

特に、ストレスによって次のような症状が表れている場合、いまの職場で働き続けるかどうか早めに決断しなければいけません。

・気分が落ち込みやすい(特に朝起きたときに憂うつな気分がある)

・なんだか体がだるい(全身倦怠感)

・眠りが浅い、なかなか眠れない

・頭の回転が鈍く、考えが遅い

・会社や得意先に出ることへ強い抵抗を感じる

これらはうつ病の初期症状ですが、他にも頭痛や胃の不快感を覚えることがあります。人間関係のストレスによって、精神的にも身体的にも症状が表れてくるのです。

さらに症状が重くなると、強い悲壮感を覚えたり、体を思うように動かせなくなったりします。ここまでいくと、病気の治療が難しくなります。

早めに休職や退職を決断すべき理由

本格的にうつ病を発症してしまうと、その治療期間は人によっては何年もかかることがあります。基本的には1年以上は治療を必要とするのがうつ病です。

症状が良くなったように見えたとしても、抗うつ薬は飲み続けなければいけません。薬は症状を抑えるだけのものであるため、脳が意欲を取り戻すために必要な期間は数年単位で考える必要があるのです。

そこで、ストレスによってうつ病の症状が悪くなってしまう前に休職や退職を決断しましょう。周囲の目を気にするよりも、まずは自分を大切にしなければいけません。

ただ、実際に休職や退職をして症状が改善してきた後、再び製薬会社のMRやCSO(コントラクトMR)へ戻るかどうかは検討すべきです。

たまたま、所属した営業所にいた上司との相性が合わず、劣悪な社内環境であった場合、休職後に他の営業所へ異動することで問題なくMR活動を再開できるかもしれません。

しかし、数値(ノルマ)に追われるのに耐えられなかったり、医師やMSとの良い人間関係を作れなかったりして「MR活動そのもの」が向いていないことが判明した場合、製薬会社のMRやCSO(コントラクトMR)ではなく、他の職種への異動や転職を考えた方がいいです。

会社の内勤に異動する

こうしたとき、最も無難な方法としては会社の内勤に異動させてもらうことがあります。あまり数は多くありませんが、「体調を崩した」「メンタル的にもMRに向いていない」「うつ病になって休職した」など、ネガティブな理由で内勤になる人が一定数いるのです。

私の後輩にも、うつ病を発症して休職した後にMRから内勤へ異動になった人がいます。

このときの内勤は営業アシスタントがほとんどです。「書類の提出をまとめる」「新しい資材を用意する」「領収書の処理など、経費関係を行う」「営業車の整備を行う」などです。

同じMRであっても、営業として成績を残した人は営業統括部や海外事業部などの内勤へ異動することができます。これらは会社の中枢を担う花形の部署です。

ただ、うつ病をはじめネガティブな理由で内勤になった人がそのような花形の内勤部署で働けることはありません。MRとして大きな成果を出したうえでの異動ではないため、雑用を任される内勤部署で過ごすことになります。

多くの人は転職を検討する

大幅に年収が下がり、雑用係としてずっと過ごしても問題ない人であれば、社内の内勤として一生働いても問題ありません。ただ、実際のところそのような人は少数です。また、内勤へ異動できる人の数は限られています。

そこで、ストレスによってうつ症状を感じたり、実際にうつ病を発症してしまったりした人の場合、転職を検討しましょう。

うつ発症前の人であれば、症状が重くなる前にそのまま転職すればいいです。また、既にうつ病を発症した人は製薬会社やCSOを退職し、療養した後に復帰するようにするといいです。

このときは必ずしも製薬会社にこだわる必要はありません。他の医療業界で働くときであっても、意外とMRのときの経験は活きてきます。例えば、以下のような会社の求人募集へ応募する人は多いです。

医療機器メーカー

同じ医療に携わるにしても、製薬会社のMRとして医薬品を売るだけが医療ではありません。医療を提供するためには、医療機器も必須です。MRIやCTなどの大型機器があれば、内視鏡やカテーテル、ステントなども医療機器に分類されます。電子カルテなども医療機器です。

医薬品の場合、どれも性質が似通った薬を売る必要があります。その医薬品独自の性質をもった新薬が発売され、医師に対して明確に特徴を伝えられることの方が少ないです。

一方で医療機器であれば、会社独自がもっている技術によって効率的に営業を行えるケースがあります。あまり名前は知られていない会社であっても、国内シェアトップの医療機器メーカーは無数に存在します。そうしたとき、MRのときよりも営業活動を行いやすいです。

MSや薬剤師を含め、他の人と協力しながら売ることもないため、自由に仕事を進めることができます。

ただ、あまり特徴のない医療機器メーカーであったり、弱小メーカーであったりすると、「MRが医師に対して苦労しながら薬を説明する」のと同じ状況に陥ってしまいます。そのため、転職先の医療機器メーカーはしっかりと選ぶようにしましょう。

CRA(臨床開発モニター)

MRから異業種へ転職するとき、人気の職種としてCRA(臨床開発モニター)があります。そこで、MRから未経験CRAとして転職するのです。

治験が適切に行われているかどうかをモニタリングする仕事がCRAです。ただ、製薬会社は未経験のCRAをほぼ採用しません。その代わり、製薬会社の治験を代行して行う会社としてCRO(受託臨床試験実施機関)があり、CROであれば未経験であってもCRAを募集しています。

製薬会社のMRやCSO(コントラクトMR)とは異なり、CRAは事務系の仕事になります。治験のモニタリングをするために日本全国を出張で飛び回る必要はあるものの、営業活動をするわけではありません。もちろん症例獲得をする必要はあるため、営業的な感覚は要求されますがMR経験者であれば問題なくこなすことができます。

CRAは女性比率が高く、これは産休・育休後であっても問題なく働ける職場環境が整っているからです。得意先との人間関係が重視されたり、数値(ノルマ)に追われたりするMRと比べて、ストレスなく働けるのがCRAです。

事務として、内勤での転職を行う

さらに、MRとして活躍したときの知識を活かして他会社の内勤(事務職)へ転職するという方法もあります。

MRが転職するとき、どうしても「他の製薬会社のMR」や「CSOのコントラクトMR」への転職を想像する人が多いです。ただ、実際はそうではなく「MRを専門としている転職サイト(転職エージェント)」には、MR以外の求人もたくさん集まります。

先ほどの医療機器メーカーやCRA(臨床開発モニター)の求人は当然のように取り扱っていますが、他にも「社員教育研修の企画・立案」「医師に向けた講演会・勉強会・地域医療連携の企画運営」などを行う業務が存在します。

これらの仕事については、MRを行っているのであれば全員が既に経験しているはずです。完全なる内勤というわけではないものの、MRの経験を活かせば他の事務系の仕事へ転職することは可能です。

ストレスによって仕事を変えるときのステップ

人間関係に問題があったり、ノルマ(数字)に追われたりして大きなストレスを感じているとき、どのように考えて転職活動をすればいいのでしょうか。このときは「うつ病までは至っていない人」と「気分の落ち込みが激しく、うつ病を発症した人」で対策が異なります。

まずは、うつ病までは至っていない人が行うべきステップについて確認していきます。

転職サイト(転職エージェント)に登録し、可能ならブランクを作らない

これまで述べてきた通り、最もダメな行動は現状を我慢し続けることです。ストレスを浴び続ける状態が長くなれば、結果としてうつ病になったり症状がより悪化していったりします。そこで、我慢をせず自分を大切にして早めに環境を変えましょう。

このとき、転職サイト(転職エージェント)へ登録するといいです。MR経験者であれば、「MR専門の転職エージェント」を活用して、MRの経験を活かしながら他の医療業界で活躍できる求人を探しましょう。

MR専門の転職サイトであっても、MR以外に「MRの経験を活かせる他の求人(医療機器メーカー、CRAなど)」を広く取り扱っています。

ただ、場合によっては「MRとしての営業経験は活かすものの、医療とは異なる異業種への内勤」へ転職した方が良いケースもあります。こうしたことを幅広く判断し、働きやすい職場を見つけるために「MR専門の転職サイト」だけでなく、総合転職の転職エージェントまで活用するといいです。

このとき、可能な限りいまの職場で働きながら転職活動を続けてみてください。仕事にブランクを作ると、当然ながらそれだけで転職が不利になってしまうからです。これについては、MRに限らずどの職業であっても同様です。

MRの場合、転職サイトに登録して求人へ応募し、内定をもらうまで1~2ヵ月ほどです。たとえいまの職場で大きなストレスを抱えていたとしても、1~2ヵ月であれば乗り切れるはずなので、それを耐えれば問題ありません。

うつ病の場合は退職し、療養した後に復帰する

一方で既にうつ病を発症し、さまざまな症状が表れている場合は「転職サイトに登録し、求人を探す」というよりも、まずは病気の治療に専念してください。つまり、いまの職場を退職するのです。

ちなみに、MRの人がストレスを原因として休職した後に復帰しても、MR活動を再開すると同じように数値(ノルマ)に追われたり得意先との人間関係に苦しんだりするようになる確率が高いです。

社内現場との人間関係だけに苦しんでいた場合であれば、営業所を変えてもらうだけで問題を解決できます。ただ、それ以外にもストレスを受けていた原因がある場合、MRを再開したとしてもうつ症状が再燃してしまうのです。

これでは、せっかく寛解してうつ病を治療できたと思っても、常に再燃の不安にさらされながらMRをしなければいけません。そのため、既にうつ病を発症してしまった場合、ブランクのことなど考えずまずはいま所属している製薬会社MRやCSO(コントラクトMR)を退職して治療に専念しましょう。

必死に頑張るよりも、自分の健康を第一にするのです。

症状が非常に重い場合、前述の通り治るまでに10年以上かかることがあります。ただ、うつ病の治療では寛解までに1年程度というのが一般的です。

転職での復帰では、うつ病が寛解していることが大前提であるため、きちんと治療した後に転職活動を行うようにしましょう。

うつが原因での転職で重要な面接突破法

それでは、実際にうつ病が原因で退職した後、症状が良くなった後はどのようにして復職すればいいのでしょうか。

前述の通り、多くは1年ほど治療に専念すれば症状は寛解します。そうなると、MRとしてのブランクは1年程度です。実は1~2年ほどのブランクであれば、そこまで大きな影響は受けません。3年以上のブランクがあれば微妙ですが、1~2年程度のブランクでは大丈夫なので、問題なく治療に専念しましょう。

もちろん、先に述べた通りブランクがあると必然的に転職で不利になることには変わりはありません。ただ、「ブランクの期間が1~2年程度であれば影響を最小限にとどめることができる」ということです。

それでは、実際に症状が回復して問題なく社会復帰できそうだと感じた場合、求人先の面接でどのように伝えればいいのでしょうか。

面接ではうつ病のことについて、「正直に答えるパターン」と「病気のことについて話さないパターン」の2つがあります。

職務経歴書を提出するためブランクありであることは分かりますが、病気のことについては自ら言わなければバレません。面接では、病気のことなどプライバシーに関することは、求人側は聞けないことになっています。

ただ、うつ病のことを隠して面接に臨む場合、ブランクのある場合は「なぜ退職しているのか」「ブランク中に何をしていたのか」について聞かれるため、回答に整合性がなければいけません。そのため、病気のことを隠し通して面接をパスしようとする場合、かなり志望動機や退職理由を考えなければ難しいです。

また、病気のことを伝えずに内定をもらった場合、MR経験者ということもあり「この人は多少のストレス環境でも耐えられるのではないか」と考えられ、社内の中でもストレスの多い職場で働かなければいけなくなるかもしれません。

こうしたことを避けるため、面接時は病気のことについて正直に話し、いまは完治していることを告げましょう。

病気を理由に退職する人は意外に多く、このようなケースはあなただけではありません。そこで、転職サイトのコンサルタントと相談しながら転職面接を切り抜けるようにしましょう。

焦らずに転職活動を行う

うつ病を含め、ストレスの多い職場から転職するとき、焦らずに転職活動を進めましょう。MR以外の職業を目指すのであれば、どのような求人が最適なのか複数の転職エージェントを活用しながら検討するのです。

ただ、既にうつ病を発症している人の場合、前述の通り転職活動は病気を治してからにしましょう。

メンタル疾患が原因で退職した場合、1~2週間ほどで転職するために活動する人がいます。うつ症状が重くなく、すぐに働ける場合ではそれでも問題ありません。ただ、うつ病による症状がひどい場合は転職活動よりも休養の方が先決です。

そうした後、実際に転職活動をするときは求人先の会社に対して包み隠さずに話をした方が良い転職を実現できます。

MRで働く以上、唯一ともいえる欠点として人間関係やノルマ(数値)に追われることによる大きなストレスが存在するため、これに耐えられない場合は転職を含めていまの環境を遠ざけることを第一に考えましょう。

周りからの目線ではなく、自分の健康を最優先にすることで、ようやく気持ちが楽になってストレスから解放されるはずです。